イラストレーターの年収は?未経験から稼げるようになるコツも解説

イラストレーターの年収は? 未経験から稼げるようになるコツも解説 イラストノウハウ

イラストレーターを目指している方のなかには、「なかなか稼げなくて先行きが不安」という方も多いでしょう。

イラストレーターの仕事は、軌道に乗るまで安定して稼げない場合がほとんどです。

では、実際に現在イラストレーターとして活動している人の年収はどのくらいなのか、本記事では年収相場やイラスト単価について紹介します。

年収を上げる方法や、未経験からでも稼げるようになる方法も解説するので、ぜひ参考にしてみてください!

イラストレーターの年収相場

イラストレーターの年収相場は、会社員やフリーランスなど雇用形態や、経験によって変動します。

以下で具体的に確認していきましょう。

会社員の年収相場

イラストレーター平均年収グラフ
引用元:求人ボックス|イラストレーターの仕事の年収・時給・給料

求人ボックスによる統計データによると、正社員のイラストレーターの平均年収は405万円という結果が出ています。

一方で、国税局が発表した令和6年分民間給与実態統計調査によると、日本の正社員平均年収は545万円という結果が出ており、イラストレーターの平均年収はやや低いようです。

ただし、イラストレーターの給料は企業によって差があるため、必ずしも年収が低いとは限りません。

フリーランスの年収相場

フリーランス年収相場のグラフ
引用元:フリーランス白書2019

フリーランスイラストレーターの年収は、100万円以下の人から1,000万超えの人までさまざま。

フリーランス白書で公開されている調査結果によると、イラストレーターが含まれる文筆系の年収は、200万円未満の人が32%と最も多いようです。

一方で2%ほどではありますが、1,000万~1,200万円未満の年収を得ている人がいるのも事実です。

フリーランスのイラストレーターは自身で単価を決めて仕事を受けるため、年収に大きく差があります。

高い単価設定でも人気や実力があれば、十分高収入を狙えるでしょう。

年齢別の年収相場

年齢別年収グラフ
引用元:職業情報提供サイトjob tag|イラストレーター

上記は職業情報提供サイトjob tagで公開されている、イラストレーターの年齢別平均年収です。

上記のグラフによると50~54歳の平均年収が最も高く、670.87万円を記録しています。

20~24歳は300万円程度ですが、年齢が上がるごとに年収も上昇傾向にあるようです。

年齢が上がるほど実務経験やスキルも上がっているケースが多いことから、年収も上昇しているのでしょう。

もちろん、軌道に乗れば20代でも60代でも高収入を稼ぐことは可能です。

イラスト1枚の単価相場

フリーランスイラストレーターの場合、イラスト1枚ごとの単価を自分で決められます。

しかし相場に見合っていない価格設定をしてしまうと、一枚も依頼されず稼げないでしょう。

ここでは、イラスト1枚の単価相場を紹介します。

カットイラストの相場

以下は日本イラストレーター協会で公開されているカットイラストの単価相場です。

イラストの条件╲ランクAランクBランクCランクDランクEランク
人物1人、顔のみ、背景なし2,0003,0004,0005,0008,000
人物1人、上半身、背景なし3,0004,0005,0006,00010,000
人物1人、全身、背景なし5,0006,0007,0008,00015,000
人物2人、上半身、背景なし5,0006,0008,00010,00018,000
人物2人、全身、背景なし7,0008,00010,00015,00020,000
人物3人以上、全身、背景なし9,000〜10,000〜12,000〜20,000〜25,000〜
シンプルな背景付きの場合の追加料金1,0001,2001,5002,0003,000
描き込む背景付きの場合の追加料金1,5002,0003,0004,0005,000
引用元:イラストレーター協会|イラストの料金と著作権に関して

カットイラストとは、雑誌の挿絵のような小さいイラストのことです。

上記ではAランクはシンプルなイラストを指し、Eランクに近づくにつれ複雑なイラストを指しています。

基本的には、人物が増えたり、背景を描いたり、イラストの描きこみが増えるほど単価も上がります。

たとえば、SNSアイコン作成の単価を上記に当てはめた場合、人物1人のバストアップイラストは3,000~10,000円が妥当と言えるでしょう。

ただし、上記はあくまで目安です。

どのくらいの価格設定が良いか分からないという方は、人物1人を描くのにかかる時間を計ってみましょう。

人物1人にかかる時間が3時間だった場合、日本の平均最低賃金1,121円で計算し、1枚3,000円で設定すれば、労力に見合った価格で依頼を受けられるはずです。

広告イラスト

以下は日本イラストレーター協会で公開されている広告イラストの単価相場です。

イラストの使用媒体╲ランクAランクBランクCランクDランクEランク
ポスター A180,000〜100,000〜120,000〜150,000〜200,000〜
ポスター A250,000〜60,000〜80,000〜100,000〜150,000〜
ポスター A330,000〜40,000〜60,000〜80,000〜100,000〜
POP A420,000〜30,000〜40,000〜50,000〜70,000〜
車内吊り A350,000〜60,000〜70,000〜100,000〜150,000〜
車額 A330,000〜40,000〜60,000〜80,000〜100,000〜
チラシ╱パンフレット╱カタログ A420,000〜30,000〜50,000〜70,000〜90,000〜
リーフレット A4の1/38,000〜10,000〜15,000〜20,000〜30,000〜
カレンダー A3 12枚240,000〜300,000〜500,000〜800,000〜1,200,000〜
カレンダー A3 6枚120,000〜150,000〜200,000〜300,000〜600,000〜
卓上カレンダー 12枚 ハガキサイズ120,000〜150,000〜180,000〜200,000〜250,000〜
新聞広告 全15段 全国紙80,000〜100,000〜120,000〜150,000.〜200,000〜
新聞広告 全15段 地方紙70,000〜80,000〜100,000〜120,000〜150,000〜
雑誌広告 全5段 全国紙30,000〜40,000〜50,000〜70,000〜100,000〜
パッケージ A5以内20,000〜30,000〜40,000〜60,000〜80,000〜
ウエブ トップページのメインビジュアル30,000〜40,000〜50,000〜70,000〜100,000〜
テレビコマーシャル40,000〜50,000〜70,000〜100,000〜150,000〜
テレビ番組10,000〜12,000〜15,000〜20,000〜30,000〜
雑誌広告 縦横20cm以内20,000〜30,000〜40,000〜60,000〜80,000〜
企業のマスコットキャラクター100,000150,000〜200,000〜300,000〜500,000〜
引用元:イラストレーター協会|イラストの料金と著作権に関して

広告イラストは企業の宣伝を目的としたイラストで、個人から受ける依頼に比べ料金相場は高めです。

基本的な料金の基準はカットイラストと一緒で、描きこみが複雑になるほど高くなると考えておけば良いでしょう。

広告イラストの相場は、物価や広告規模によっても変動するため、クライアントとのすり合わせが大切です。

イラストレーターの年収を上げる方法

イラストレーターの年収を上げる方法は、主に以下の通りです。

  • 単価を上げる
  • 描くスピードを上げる
  • 転職をする
  • 不労所得を増やす
  • オリジナリティのあるイラストを描く

以下で詳しく確認していきましょう。

単価を上げる

イラスト1枚の単価を上げることで、年収も上がります。

フリーランスであれば、単価設定も自分で行えるため、自由に単価を上げられるでしょう。

ただし、単価を上げても依頼されなければ意味がありません。

単価を上げる際は、自分のイラストや実績が価格に見合っているか確認しましょう。

実績がないうちは、イラスト単価は相場より低めがおすすめです。

安定して依頼してもらえるようになったら1,000円単価を上げるなど、様子を見ながら単価設定しましょう。

描くスピードを上げる

イラスト1枚を描くスピードを上げられれば、年収も上げられます。

たとえば、制作に3時間かかるSNSアイコンイラスト3,000円は時給換算すれば1時間1,000円です。

しかし、1枚1.5時間ほどで描き上げれば時給は1時間2,000円になります。

もちろん、スピードを上げてもクオリティは下げてはいけません。

毎日イラスト練習をすることで描くスピードも上昇していくので、年収を上げたい方は、描くスピードを上げてみましょう。

転職をする

現時点での年収より高い年収が見込める仕事があれば、転職をするのもひとつの手段です。

大手のイラスト制作会社やアニメ制作会社など条件の良い企業へ転職すれば、安定して高収入を得られるでしょう。

正社員イラストレーターで、すでに個人としての実力や人気があるイラストレーターであれば、フリーランスへ転身することでより高年収が得られる可能性もあります。

今のままでは収入が変わらないかもと不安な方は、思い切った転職も検討してみましょう。

不労所得を増やす

不労所得とは、働かずに継続的に得られる収入のことで、イラストレーターにおいての不労所得とは具体的に以下の通りです。

  • LINEスタンプやイラストACなどのストックイラスト
  • ブログ運営
  • YouTubeの動画投稿

特に初心者におすすめなのは、LINEスタンプなどのストックイラスト販売です。

ストックイラストとは、一度イラストを制作して投稿しておけば、ダウンロードされる度に報酬が入る仕組みのことです。

競争率が高いため、必ずしも収入が得られるとは限りませんが、投稿は無料なので気軽に挑戦してみてください。

ほかにも、ブログやYouTubeで情報を発信することで広告料が得られる方法もあるので、自分に合った方法を選択してみましょう。

オリジナリティのあるイラストを描く

イラスト制作を依頼してもらうには、「お金を払ってでもこの人に絵を描いてもらいたい」と思って貰うことが大切です。

そのためには、他の人には出せない「独自性」や「オリジナル性」を意識しましょう。

他のイラストレーターと同じようなイラストを描いてしまうと、そのなかでもよりスキルの高い人に依頼が集中してしまいます。

しかし、オリジナリティがあれば、イラスト未経験の人でも依頼してもらえる可能性は十分にあります。

画風やコンセプトなどどんなことでも良いので、自分ならではの強みを見つけてみてください。

イラスト未経験から稼げるようになるには?

イラスト未経験から稼げるようになるには、以下のことを意識してみましょう。

  • クラウドソーシングを活用する
  • 積極的に営業活動をする
  • SNSを活用する
  • 毎日短時間でも絵の練習をする

以下で詳しく解説していきます。

クラウドソーシングを活用する

クラウドソーシングとは、ネット上で仕事の受注・発注が行えるサービスのことです。

クラウドソーシングでは、イラスト未経験の人でも案件が受けられるので、まだイラストの実績がないという方におすすめです。

なかでもおすすめのサービスは、以下の通りです。

サイト名特徴
クラウドワークス・業界大手のサイトで信頼性が高い
・案件数が豊富
・未経験でも受けられる案件が多数ある
ランサーズ・案件数が豊富
・イラスト以外にも案件の種類が幅広くある
・未経験でも受けられる案件が多数ある
SKIMA・イラスト案件に特化している
・個人からの発注が多い
・文章作成などの案件もある
ココナラ・自分のスキルを自由に価格設定して出品できる
・初心者・未経験でも利用しやすい
・イラスト制作以外にも幅広く出品できる
・アイコン制作依頼におすすめ

上記のクラウドソーシングはどれも無料で利用でき、未経験でもすぐに始められるのでおすすめです。

クラウドワークスやランサーズは募集されている案件から、やってみたいものだけを選んで応募できます。

ココナラやSKIMAは自分で出品するスタイルで、価格も自分で決められます。

クラウドソーシングは1つのサイトだけを利用するのではなく、複数のサイトに登録しておくことが案件獲得のコツです。

ぜひ上記のサイトに登録して、案件獲得を目指してみてください。

SNSを活用する

イラストの仕事を獲得するには、まずイラストレーターとしての自分を知ってもらう必要があります。

そんな時にはSNSを活用しましょう。

XやInstagram、TikTokなどのSNSは拡散力が高く、上手く拡散されれば自分を知ってもらえる可能性がぐんと上がります。

XやInstagramでは定期的にイラスト投稿するなど、積極的に活用してみましょう。

もちろん、ほかにもSNSを活用するイラストレーターは多数いるため、埋もれてしまう可能性もあります。

だからといってすぐに辞めず、継続することが大切です。

はんな
はんな

人気を確立すれば、SNSを通して直接依頼されることもあるよ!

毎日短時間でも絵の練習をする

イラストレーターとして稼ぐには、一定のイラストスキルが必要です。

絵に自信がなくてもオリジナリティがあれば依頼される場合もありますが、どんな依頼にも応えられるよう、日々絵の練習は続けましょう。

具体的には、以下のような練習方法がおすすめです。

  • ジェスチャードローイング
  • 好きな絵の模写
  • 風景を見ながらスケッチ
  • 苦手な構図やパーツを繰り返し練習する

イラストのおすすめ練習法については、以下の記事でも紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

イラストレーターの年収に関するよくある質問

ここでは、イラストレーターの年収に関するよくある質問を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

安定した収入が稼げるまでにかかる時間は?

安定した収入が稼げるまでにかかる時間は、人によって異なりますが、未経験の場合1年続けても収入が得られないなんてことも珍しくありません。

しかし、どれだけ続けても稼げないのには、以下のような理由が考えられます。

  • SNSで発信していない
  • クラウドソーシングなどで実績を積んでいない
  • 絵の練習を怠っている

イラスト制作を依頼してもらうには、まずイラストレーターとしての実績や経験を積んだり、自分の事を知ってもらったり行動を起こすことが大切です。

以下の記事でイラストレーターがすべき営業方法を具体的に解説しているので、あわせて参考にしてみてください。

高年収イラストレーターの特徴は?

高年収イラストレーターの特徴は、以下の通りです。

  • コミュニケーション能力が高い
  • SNSでの発信など積極的に営業活動している
  • 依頼ひとつひとつに丁寧に対応している
  • 継続する力がある

イラストレーターに必要な力は、絵のスキルだけではありません。

クライアントにまた依頼したいと思ってもらえるようなコミュニケーション能力や、誠実さも求められます。

逆にどれだけ絵のスキルが高くても、マナーのない人や丁寧な対応をしない人はどんどん依頼されなくなるでしょう。

絵に自信のない方も、「納期を守る」「丁寧かつ真摯に対応する」「要望に柔軟に応える」など基本的なこともしっかり守れば、チャンスは訪れるはずです。

年収を上げるには資格が必要?

イラストレーターに資格は必須ではなく、年収の高いイラストレーターみんなが資格を持っているとは限りません。

もちろん、資格を持っていることで、自分のイラストや仕事に活かせる場面はありますが、必ずしも取得する必要はないでしょう。

資格取得には費用も時間もかかります。

資格取得を検討している方は、イラストレーターの仕事が安定してからの取得をおすすめしmす。

まとめ

本記事ではイラストレーターの年収について紹介しました。

本記事をまとめると以下の通りです。

  • 会社員イラストレーターの年収は405万円ほど
  • フリーランスの年収相場は100万円未満から1,000万円超えまで幅広い
  • イラスト単価を上げたり描くスピードを上げたりすることで年収アップが見込める

イラストレーターの世界は競争率が高く、誰でも高収入が得られるとは限りません。

しかし、積極的にSNS発信したり、絵の練習をしたり努力を続けることで年収アップは見込めます。

なかなか年収が上がらないと悩んでいる方は、今までとはやり方を変えてみるのもおすすめです。

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