イラストレーターになる方法は?必要なスキルややるべきことを徹底解説

イラストレーターになるには イラストノウハウ

イラストレーターになるには、専門学校に通わなければいけないと考えている方も多いのではないでしょうか?

しかし、イラストレーターには資格は要らないので、独学でも十分なれる可能性があります。

本記事では、イラストレーターになる方法について紹介します。

イラストレーターに必要なスキルややるべきことを解説するので、イラストレーターを目指している方は、ぜひ参考にしてみてください。

イラストレーターになるには?

イラストレーターになる手順は人それぞれですが、基本的には以下のような流れで進めます。

  1. イラストの基礎的なスキルを身につける
  2. ポートフォリオを作る
  3. 営業をして案件を獲得する

イラストレーターは、ただ画力を身につけるだけではなれません。

以下で具体的な方法について解説します。

イラストレーターになるための手順

イラストレーターになるためのおおまかな手順は、以下の通りです。

  1. イラストの基礎的なスキルを身につける
  2. ポートフォリオを作る
  3. 営業をして案件を獲得する

イラストを仕事にするには、必要最低限の画力は必要です。

ここで言う必要最低限の画力は、「上手な絵」ではなく「仕事に使える絵」です。

たとえば、少女漫画風なイラストだけを描いている人に、車のPR広告で使えるイラストの依頼をしようとは思いませんよね。

ひとつのジャンルだけでなく、「キャラクター」や「車」、「食べ物」などさまざまなジャンルに対応できる画力を身につけておきましょう。

スキルを身につけたらポートフォリオを制作して、実際に仕事を獲得できるよう営業をしましょう。

営業と言っても方法は、さまざまです。

SNSを活用したり、コンペに応募したりさまざまな営業を行ってみましょう。

イラストレーターが行うべき具体的な営業方法については、こちらの記事で解説しています。

イラストレーターは独学でもなれる

イラストレーターになるには、専門学校や芸大などに通わなければいけないと思われがちですが、独学でもなれます。

なぜならイラストレーターには、資格が必要ないためです。

実際、現在イラストレーターとして活動している人のなかには独学から始めたという方も多いでしょう。

イラストレーターのなかで独学から始めたという人の割合について、株式会社MUGENUPも以下のようなデータを公開しています。

引用:イラストレーター白書2019

上記のアンケート結果によると、イラストレーター全体のなかで独学から始めたという方は53%と、半数を超えています。

この結果を見ると独学から始めても、希望を持てますね。

はんな
はんな

私自身も独学から始めて仕事を獲得できるようになったので、独学だからと諦める必要はありません!

イラスト技術を学ぶなら専門学校や通信講座

前項で独学からでもイラストレーターになれることをお伝えしましたが、専門的なスキルや画力を身につけたいという方は、専門学校や通信講座で学ぶ方法もおすすめです。

特に以下のような人は、専門学校や通信講座で学ぶ方法が向いているでしょう。

  • 今まで全くイラストを描いたことがない人
  • すぐにプロとして活躍できるスキルを身につけたい人
  • ひとりで黙々と作業することが苦手な人

専門学校や通信講座の魅力は、まったく絵を描いてこなかった人でもスキルを身につけられるカリキュラムが用意されている点です。

「独学だとどんなことから練習すればいいか分からない」という人でも、専門的な講師に教えてもらうことで効率よく学べるでしょう。

イラストレーターに必要なスキル

イラストレーターに必要なスキルは、以下の通りです。

  • 基礎的な画力
  • 創造力・表現力
  • コミュニケーション能力
  • イラスト制作ソフトを使いこなすスキル

以下でそれぞれのスキルについて詳しく解説します。

基礎的な画力

イラストを仕事にするには、必要最低限の画力が必要です。

画力といっても、ただ女の子のイラストを描く力だけを身につけても仕事には繋がりません。

「物」や「動物」、「背景」などさまざまなジャンルに対応できるような画力を持っていれば、仕事の幅も広がります。

イラストレーターには、依頼されたものを正確に絵で表現できる画力が求められるでしょう。

創造力・表現力

イラストの仕事には、「ファンタジーな世界観を表してほしい」など、抽象的な世界観を表現しなければいけない場合もあります。

そんな時に求められるのが、創造力や表現力です。

クライアントからの意図を読み取り、希望通りのイメージに表現できる力があれば、イラストレーターとして重宝されるでしょう。

創造力や表現力を身につけるには、インプットの作業が大切です。

さまざまな美術館に足を運んでみたり、自然に触れてみたりしてみてください。

コミュニケーション能力

イラストレーターの仕事には、コミュニケーション能力も必要です。

「イラストの仕事なら、人と関わることがないのでは?」と感じる方もいるでしょう。

しかし、イラストの仕事には、絵を依頼してくれるクライアントが存在します。

クライアントから正確な依頼のイメージを聞き取ったり、報酬のやり取りを行ったり、何かとやり取りすることが多々あるので、コミュニケーション能力は必ず必要です。

イラスト制作ソフトを使いこなすスキル

イラストの仕事のほとんどは、デジタルイラストでのデータが求められます。

もちろんアナログイラストのスキルを求められる場合もありますが、継続的に案件を獲得するにはイラスト制作ソフトを使いこなすスキルを身につけておきましょう。

具体的に習得しておくと便利な制作ソフトは、以下の通りです。

特にillustratorのスキルは、仕事をするうえで求められる場面が多々あります。

企業からの案件獲得をしたいという方は特に、習得しておきましょう。

イラストレーターになるためにやるべきことリスト

イラストレーターになるためにやっておくべきことは、以下の通りです。

  • 毎日短時間でもイラストの練習をする
  • ポートフォリオを作る
  • 積極的にSNSで発信する
  • クラウドソーシングで実績を作る

次から詳しく確認していきましょう。

毎日短時間でもイラストの練習をする

画力はスポーツと同じように、練習しない時間が多くなると落ちてしまう傾向にあります。

イラストレーターとして継続的に仕事を獲得するには、毎日イラストの練習をしましょう。

一日に行う練習時間は短くても問題ありません。

とにかく毎日絵を描くということが大切です。

ポートフォリオを作る

ポートフォリオとは、イラストの実績や作品をまとめた資料のことです。

クライアントがイラストレーターに依頼する際は、必ずポートフォリオを確認するので、仕事を獲得するにはポートフォリオの制作が必要です。

ポートフォリオには、以下のような項目を掲載しましょう。

  • 自身のプロフィール
  • これまでの実績
  • 作品集
  • 連絡先
  • 使用できるソフトなど持っているスキル

上記はあくまで一例ですが、最も重要な項目は作品集です。

ただこれまで描いたイラストを並べるのではなく、「どんなコンセプトで描いたか」などイラストの詳細までしっかり記載しておきましょう。

積極的にSNSで発信する

イラストの仕事を獲得するには、まず自身の存在を知ってもらわなければいけません。

イラストレーターとしての知名度を上げるために、SNSを活用しましょう。

SNSで知名度が上がれば、DMなどから直接依頼されるケースもあります。

積極的にイラストを投稿して、自身の存在を知ってもらいましょう。

クラウドソーシングで実績を作る

クラウドソーシングとは、Web上で案件の受注・発注のやり取りができるサービスのことです。

イラストでの仕事経験がないうちは、クラウドソーシングで実績を作りましょう。

おすすめのクラウドソーシングは、以下の通りです。

クラウドソーシングには、初心者でも受けられる案件が多数あります。

実績がないうちは報酬額などは気にせず、実績作りを意識しましょう。

初心者におすすめのイラスト練習方法

まだイラスト自体描いた経験が少ない方や、画力に自信がないという方におすすめのイラスト練習方法は、以下の通りです。

  • 毎日5~10分クロッキーを行う
  • 理屈を考えながら模写をする
  • デジタルイラストソフトの機能を使ってみる

次から詳しく確認していきましょう。

毎日5~10分クロッキーを行う

クロッキーとは、人や物を素早く描く練習方法です。

時間が限られたなかで描き切る必要があるので、物の形や構造を正しく捉える力が身に付きます。

クロッキーは短い時間で行う練習法で、毎日の練習に向いています。

5~10分程度で良いので、毎日クロッキーを行ってみましょう。

苦手な構図やポーズ、ものなど、苦手意識のあるものを描く練習がおすすめです。

理屈を考えながら模写をする

イラストの練習方法といえば模写が代表的ですが、ただ模写するだけでは上達しません。

模写をする際に意識すべきことは、「理屈を考える」ということです。

「どうしてここに影があるのか」「なぜこの方向に腕が曲がっているのか」など模写する絵の理屈を意識しながら描けば、構造を正しく理解できるでしょう。

はんな
はんな

模写するイラストは、自分が好きなイラストや目指したいイラストを選ぶと、楽しく練習できますよ!

デジタルイラストソフトの機能を使ってみる

デジタルイラストのスキルを習得するために、まずはソフトのさまざまな機能を使ってみましょう。

デジタルイラストには、「レイヤー」や「乗算」など専門用語が多く、初心者には難しいと感じてしまいますよね。

しかし、実践的にソフトを使いながらイラストを描いていれば、自然とスキルは身に付きます。

YouTubeやWebサイトなどを調べれば、ソフトの使い方について分かりやすく解説しているコンテンツも見つかるので、参考にしながら練習をしてみてください。

イラストレーターに関するよくある質問

ここでは、イラストレーターに関するよくある質問を紹介します。

ぜひ参考にしてみてください。

イラストレーターになるまでどのくらいの期間がかかる?

イラストレーターとして仕事を始められるまでの期間は、人それぞれ異なります。

数か月で案件を獲得できる人もいれば、1年以上続けても仕事に繋がらない人もいるでしょう。

少しでも早くイラストレーターとして案件を獲得したいという方は、以下のように行動しましょう。

  • ポートフォリオを制作する
  • SNSを積極的に動かす
  • 営業活動を行う
  • クラウドソーシングを活用して実績を作る
  • イラストの練習を怠らない

イラストレーターは、ただ絵を描いているだけではなれません。

積極的に案件獲得のために行動を起こしましょう。

イラストレーターの収入は?

以下はIndeedが公開しているイラストレーターの平均給与です。

引用:Indeed

Indeedの調査によると、イラストレーターの平均給与は月31万円程度との結果が出ています。

ただし、上記はあくまで一例です。

雇用体系や経験によって収入は変動します。

たとえば、実績がない状態でフリーランスのイラストレーターになった場合、最初の数か月は収入がないなんてことも珍しくありません。

一方で、イラストレーターとしての実力が認められた場合、平均給与を大きく上回る収入を得られる可能性もあります。

人によって収入には大きく差があることを知っておきましょう。

イラストレーターはどんな人に向いている?

イラストレーターに向いている人は、以下のような人です。

  • 努力を怠らない人
  • 最新のトレンドなど情報収集力が高い人
  • コミュニケーション能力が高い人
  • プレッシャーに強い人
  • イラストを描くことが好きな人
  • 独自のアイデアや表現力を持っている人

イラストレーターは、絵が上手ければなれるという訳ではありません。

コミュニケーション力や継続する力、独自性などさまざまなスキルが求められるでしょう。

イラストレーターの大変なことは?

イラストレーターの大変なことは、以下の通りです。

  • 収入が変動しやすい
  • 締め切りに追われがち
  • 孤独な作業になりやすい

イラストレーターの大変な面は、収入が変動しやすい点です。

イラストを始めたからといってすぐに案件を獲得できる世界ではないため、収入がない月も発生する恐れがあります。

正社員として働く場合は心配ありませんが、フリーランスとしてイラストレーターになる方は、ある程度貯金が貯まってから始めることをおすすめします。

まとめ

本記事では、イラストレーターになるための方法について紹介しました。

イラストレーターになるには、ただ絵の練習をするだけでなく、ポートフォリオを制作したり、SNSを活用したり、案件獲得のための行動起こすことが大切です。

イラストレーター自体に資格はいらないので、これからイラストレーターを目指したいという方は、ぜひ本記事を参考にしてみてください。

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