イラストレーターが仕事を獲得するには、営業をする必要があります。
しかし、「営業なんてしたことがないから不安」という方も多いでしょう。
そこで本記事では、イラストレーターがするべき営業方法について詳しく解説します。
「どんな営業をすればいいか分からない」「なかなか営業が成功しない」という方は、ぜひ参考にしてみてください。
また、営業をせずに案件を獲得する方法についてもあわせて解説します。
どうしても営業に自信がないという方は、本記事を参考に案件獲得を目指しましょう。
イラストレーターの営業方法
イラストレーターの営業方法は、主に以下の7通りです。
- SNSで作品を発信する
- 企業へ直接電話・メールする
- クラウドソーシングサイトを活用する
- ポートフォリオサイトを作成する
- イラストコンペに応募する
- 知人に紹介してもらう
それぞれについて、次から詳しく解説します。
SNSで作品を発信する
イラストレーターは、どれだけ絵が上手くても自分の存在を知ってもらわなければ仕事はできません。
自身を知ってもらうために、拡散力の高いSNSを活用しましょう。
SNSであれば、ちょっとしたきっかけで投稿がバズり、自身を知ってもらえるきっかけが生まれるかもしれません。
特にイラストレーターにおすすめのSNSは以下の通りです。
もちろんSNSは数多くのイラストレーターが利用しているので、埋もれてしまうこともあるでしょう。
しかし、諦めず継続的に発信を続けることで案件のチャンスを獲得できるはずです。
企業へ直接電話・メールする
営業の代表的な方法といえば、企業へ直接電話・メールする方法です。
企業へ直接営業すれば、自分の伝えたいことが伝えられ、憧れの企業で案件を獲得できるでしょう。
しかし、企業への営業は成功しないことがほとんどです。
イラストレーターのなかには、100件営業を行って1件も案件を獲得できないこともあるようです。
直接営業する場合に意識すべきことは、「成功しないのが当たり前」ということ。
成功しなくても心折れず、根気強く営業を続けることが大切です。
クラウドソーシングサイトを活用する
クラウドソーシングとは、Web上で案件の受注・発注を行えるサービスのことです。
クラウドソーシングには、初心者でも受けられる案件が多数あるので、イラストレーターを始めたばかりの初心者にもおすすめ。
まずは実績を作りたいという方は、クラウドソーシングから挑戦しましょう。
イラストレーターにおすすめのクラウドソーシングサイトは、以下の通りです。
| クラウドソーシングサイト | 特徴 |
|---|---|
| クラウドワークス | ・個人案件から企業案件まで幅広い ・未経験でもできる案件が多い ・イラスト以外の案件も豊富 |
| ランサーズ | ・日本初のクラウドソーシングサイトで信頼できる ・クリエイターのサポート体制が充実している ・個人案件から企業案件まで幅広い |
| ココナラ | ・自分のスキルを出品できる ・自分で価格設定できる ・未経験でもすぐに始められる |
| SKIMA | ・イラスト案件に特化している ・個人案件が多め |
ココナラやSKIMAは自分で価格やサービスを設定して出品し、やり取りも自身が主導して行います。
そのため、イラストの受注から納品までの流れを勉強する際におすすめです。
ただし、ココナラやSKIMAなどのサービスは、実績が無いうちは依頼されいない場合も多いでしょう。
ポートフォリオサイトを作成する
イラストレーターとして仕事を受注するには、必ずポートフォリオの作成が必要です。
ポートフォリオとは、イラストレーターとしての実績や実力を掲載する資料のようなもので、多くのクライアントはポートフォリオを参考に案件を依頼するか判断します。
ポートフォリオは紙媒体で制作するパターンと、Webサイトで制作するパターンがあります。
初心者の方は、まずWebサイトで作る方法をおすすめします。
Webサイトは、制作しておけば半永久的にWeb上に残るので、何もしなくても営業活動できるのです。
ポートフォリオサイトを作成する際は、人気イラストレーターのサイトを参考にすると良いでしょう。
イラストコンペに応募する
さまざまな場所で開催されているイラストコンペに応募する方法も、営業のひとつです。
イラストコンペは競争率が高く、必ずしも自分の作品が評価されるとは限りません。
しかし、評価されれば賞金がもらえたり、案件が決まったりなど大きな見返りが期待できるでしょう。
また、実績にもなるため、今後のイラストレーターとして案件が決まりやすくなる場合もあります。
イラストコンペへの応募は、ほかの営業と同時進行に進めておくことをおすすめします。
知人に紹介してもらう
自分の周りにイラストを制作してほしいという人が居る場合は、紹介してもらう方法もひとつの手段です。
知人からの紹介であれば仕事もしやすく、納期や価格も融通が利きやすいでしょう。
ただし、知人だからこそ条件が合わなかった場合に、断りづらいというデメリットもあるので注意が必要です。
営業をせずに仕事を獲得する方法
イラストレーターを目指す方のなかには、営業のハードルが高く「やりたくない」と感じる方も多いでしょう。
実は、営業をせずに仕事を獲得する方法もあります。
営業をせずに仕事を獲得する方法は、主に以下の2つです。
- エージェントサイトを活用する
- 積極的にストックイラストに投稿する
次から詳しく確認していきましょう。
エージェントサイトを活用する
エージェントサイトとは、クリエイターとクライアントの間に入り、案件の紹介や契約のやり取りなどを行ってくれるサイトのことです。
エージェントサイトを活用すれば、クリエイターの条件に合った案件を探してくれるため、営業をせずに仕事を獲得できます。
ただし、エージェントサイトには以下のようなメリットデメリットがあります。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・契約など面倒なやり取りを任せられる ・営業せずに案件を獲得できる ・高単価の案件が多い ・求人サイトに載っていない案件も紹介してもらえる | ・ある程度のスキルや実績がなければ案件を紹介されづらい ・エージェントやクライアントの面談が発生する場合がある ・仲介手数料が引かれる場合がある |
エージェントサイトは、クライアントとの面倒なやり取りが省けるメリットがあります。
一方で、ある程度の実績やスキルが無ければ、そもそも案件を紹介されづらいデメリットもあります。
エージェントサイトの活用は、ある程度実務経験を積んでいる人向けのサービスと言えるでしょう。
積極的にストックイラストに投稿する
コツコツ収入を得たいという方は、ストックイラストへの投稿がおすすめです。
ストックイラストとは、「イラストAC」や「LINEスタンプ」など、自分で制作したイラストをサイトで販売する仕組みのことです。
一般的に1回ダウンロードされるごとに数円の報酬が発生するシステムで、一度イラストを投稿しておけば永久的に収入が得られます。
ストックイラストのメリットデメリットは、以下の通りです。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| ・一度投稿すれば永久的に稼げる ・軌道に乗ればダウンロードされやすい ・未経験でもすぐに始められる | ・競争率が高く軌道に乗るまで時間がかかる ・単価が低め |
ストックイラストはイラストレーターに限らず誰でも投稿できるので、競争率の高いデメリットがあります。
そのため、イラストは工夫しなければ埋もれてしまうでしょう。
しかし、未経験でもすぐに始められるメリットもあるので、まずは気軽に始めてみてください。
イラストレーターの営業を成功させるコツ
イラストレーターの営業を成功させるコツは、以下の通りです。
- ポートフォリオを充実させる
- 実績作りを意識する
- 丁寧な対応を心がける
- 自身ならではの魅力・スキルを明確にする
- アピールするクライアント先の候補を絞る
次から詳しく確認していきましょう。
ポートフォリオを充実させる
イラストの案件を獲得するための第一関門はポートフォリオです。
ポートフォリオで興味を持ってもらえなければ、「この人に依頼したい」とは思ってもらえないでしょう。
ポートフォリオ制作時に意識すべきポイントは、以下の通りです。
- 見やすいポートフォリオの構成を意識する
- 作品一つひとつに対しコンセプトや説明をしっかり記載する
- どんなスキルがあるか記載しておく
- 幅広いジャンルの作品を掲載する
イラストレーターのなかには、自分の作品を表現したいあまり、見づらいポートフォリオを制作してしまう方が居ます。
しかし、ポートフォリオを見るのはクリエイターでなく、一般の企業である場合が多いため、見やすさを意識することが大切です。
また、自分にどんなスキルがあるのか、どんな系統のイラストが描けるか示す必要があるため、掲載するイラストジャンルは幅広く用意しておきましょう。
人物イラストだけでなく、動物や背景、小物など色んなイラストに対応できることを証明しましょう。
実績作りを意識する
イラストレーターを始めたての方は、まず実績作りを意識しましょう。
実績のないイラストレーターは信頼されづらく、なかなか案件も決まりません。
まずは低単価の案件からで問題ないので、実績を積み上げることを意識しましょう。
実績が増えていくごとに、自然と依頼される量も増えていくはずです。
丁寧な対応を心がける
イラストレーターは、ただ画力が高いだけでは案件を獲得できません。
どの案件も必ず人とのやり取りが発生するため、丁寧な対応を心がけましょう。
「この人と仕事をしたい」と思ってもらえるような対応をすれば、自然と次の仕事にも繋がります。
具体的には、以下のようなポイントを意識しましょう。
- メールなどの返信はなるべくその日のうちに行う
- 丁寧な言葉遣いを意識する
- 最低限の挨拶などマナーを守る
- 何かを伝えるときは分かりやすく簡潔に
仕事のやり取りは迅速に行うことが大切です。
なるべく即日中に返信するよう意識し、どうしても遅れる場合はその旨を伝えておくと印象が良いでしょう。
自身ならではの魅力・スキルを明確にする
イラストレーターの業界は競争率が高く、他のイラストレーターと同じようなことをしても埋もれる場合が多いです。
営業で案件を獲得するには、自分にしかない魅力やスキルを明確にしましょう。
たとえば、以下のような例が挙げられます。
- イラスト以外にマーケティングやWebサイト制作の知識がある
- 必ず30分以内に返信ができる
- 使いこなせるイラスト制作ソフトが5種類以上ある
上記はあくまで一例です。
イラストのスキルでなくても構わないので、自分にしかない魅力を積極的にアプローチしてみましょう。
アピールするクライアント先の候補を絞る
営業の成功率を上げるには、クライアント先の候補を絞りましょう。
なぜならクライアントによって求めているイラストのテイストは異なるためです。
たとえば、可愛いゆるキャラのようなイラストが得意なイラストレーターが、スタイリッシュな車のイラストを求める企業に営業しても、仕事には繋がりづらいですよね。
自分のイラストのテイストと合ったクライアント先に絞っておけば、余計な手間をかけず案件獲得の確立も上げられるでしょう。
また、営業するクライアントを絞り、よりクライアントに合ったポートフォリオを制作することで、効果的なアプローチができるメリットもあります。
イラストレーターの営業に関するよくある質問
ここでは、イラストレーターの営業に関するよくある質問を紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
営業をしなければ仕事をもらえませんか?
必ずしも営業をしなければ仕事をもらえないとは限りません。
営業をせずに仕事をもらうには、以下のような方法を試してみましょう。
- エージェントサイトを活用する
- ストックイラストに積極的に投稿する
- 積極的にSNSで発信する
もちろん、営業をせずに仕事を獲得することは簡単ではありません。
人によって適した方法も異なるので、まずは本記事で紹介した方法をひとつずつ試してみてください。
どのくらい営業をすれば仕事をもらえるようになる?
仕事をもらえるようになるまでの期間は人それぞれであるため、明言はできません。
運が良ければ数回の営業で仕事をもらえる場合もありますが、半年~1年営業を続けても仕事をもらえない場合もあるでしょう。
すぐに仕事をもらえるケースの方が珍しいので、諦めずコツコツ営業を続けることが大切です。
どれだけ営業をしても仕事がもらえないときはどうすれば良い?
どれだけ営業を続けても仕事をもらえない場合は、以下の方法を試してみましょう。
- ポートフォリオを充実させる
- 案件の単価より実績作りを重視する
- 複数の営業方法を並行して行う
- 新たなイラストスキルを身につける
営業をしても仕事に繋がらないという方は、営業方法が合っていない可能性も考えられます。
まだ挑戦していない営業方法を試してみるなど、これまでと違ったアプローチをしてみましょう。
また、自身のスキルを向上させることも大切です。
新たなイラスト技術を身につけるなど、自身のスキルアップも忘れず行ってみてください。
まとめ
本記事ではイラストレーターがするべき営業方法について紹介しました。
本記事をまとめると以下の通りです。
- イラストレーター初心者はクラウドソーシングの活用がおすすめ
- エージェントサイトを活用すれば営業をせずに案件を獲得できる
- 初心者のうちは報酬の単価より実績作りが重要
営業を行ったからと言ってすぐに結果が出るとは限りません。
まずは本記事で紹介した営業方法を参考にしながら、コツコツ続けることが大切です。
ひとつの営業方法だけを続けるのではなく、同時進行で複数の営業方法を行いましょう。
